目的地へ行こう

まだたどり着いていない人のブログ。

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アグラ城

次に訪れたアグラ城でもまだ気分はすっきりせず、赤砂岩でできた大きく風格のある城も、ただのつまらぬ建物にしか見えなかった。 そんな気分を和らげてくれたのはチャイ屋(インドではミルクティー)のおやじたちだった。 「おーい、一杯やってけよ」 仲間同…

それがインド It’s India

住宅地に入ったところにその店はあった。二台程入る駐車場に車を停め、一人が通れる位の入口から中に入った。店内は広々として綺麗だった。石や装飾品がガラスケースの中にずらりと並べられている。様々な種類があり、買う気はなくても眺めてみればそれなり…

夕暮れのタージマハールを見たい

スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスクの体験が強烈すぎたのだろうか。これと同等のものをどこかで期待していたのだろうか。タージマハールを見た時の感動は思った程ではなかった。整備された庭園に白いモスクは映えていたし、裏側に…

スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク

その日は朝からうまく行かなかった。マラヤ大学に行くためのバスに、すんでのところで乗り遅れ、二時間も待った。モスク行きのバスターミナルも最初間違えた。一度は案内所で確かめたのだが、なかなか来ないのでもう一度念のために聞いてみると、違うバスタ…

タージマハール

子供の頃一番好きだった建造物は、タージマハールだった。歴史の教科書で初めて写真を見たとき“なんて美しいんだ”と感動した。美しいなんてことはあまり感じないほうなのだが、タージマハールは心底美しいと思った。そして、一度は本物を見てみたい、そう思…

シヴァは味方か

昼飯を食べはじめたときは、すでに二時をまわっていた。出発してからもう四時間が過ぎている。高級車の方はあいかわらず不調で、シヴァはせっせとラジエーターに水を入れた。道の先に町らしきものは全然見えない。タージマハールをゆっくり見ている時間はあ…

ひっくり返ったトラック

何にもない所にひたすら延びている道を、車は時速六十~七十キロメートル位で走った。その私たちを‘HORN PLEASE’と後部に書いたトラックがどんどん抜き去っていく。今やホーンを鳴らされ脇に避けているのは高級車の方である。抜いていくトラックは全て完全な…