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飲食物での注意

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 そして、快適な旅にするには飲食物に気を付けることがなによりだ。生ものが何といってもまずい。まず生水は絶対に飲んではいけない。日本人の身体では耐えられない細菌がうじょうじょいる。日本のように蛇口からの水を飲める国などそうあるものではない。その延長で氷もだめだ。水道水を凍らしただけなのだから。ジュースをコップで出す店では、「No ice」と断っておくことだ。それから生野菜、火の通りの悪い肉、魚もいけない。特に川魚には寄生虫や雑菌がうようよしている。寄生虫はくせものだ。一度体に入ると、取り除くのが難しい。虫と同居して暮らしていけるならまだいい方で、膀胱や脳に入り込まれたら死に至ることになる虫もいる。私は細菌性のコレラやチフスより、この寄生虫のほうがよっぽど嫌だと思う。コレラは老人か小さな子供のような抵抗力が弱い場合は生死に関わるが、健康な大人なら適切な対応できちんと治る。でも、寄生虫は住みつく。タイの市場では雷魚なんて川魚がよく売られていて、見かけただけでぞっとした。

 寄生虫は一番怖い。だが、もちろん細菌性の病気にかかっても、旅は台無しになる。料理を作る際は水で洗う訳だが、そこで虫の一部はとれたとしても、水にいる別の菌がつく。そして、包丁についていた菌や料理人の菌もつく。生ならばこれらの菌がつきっぱなしだ。この料理人の菌でコレラ、チフス、赤痢にかかるのだ。これらの病気は、菌をもっている人の大便からうつる。つまり、糞を食ってうつるわけだ。彼らが大便をしたときは、便所に置いてある容器にためた水を使って尻を拭く。その手でそのまま料理するわけだから、結果はおのずとしれたものだ。現地人は菌に対して耐性があるし、チフスなんて風邪くらいにしか考えていないから、日本人のレベルでの衛生感覚などまるでない。食べ物は必ず火の通ったものにするべきだ。